災害時や救助

無人航空機の有用性

有人飛行(ヘリコプター)とは異なり、無人飛行機は、以下のような利点を備えています。

  • 風に強い
  • 地方自治体でも配備しやすい
  • より地上に近い

これは、後述のスピード感や情報量にもかかわってきますが、無人機であれば災害時に備えた配備も容易ですし、パイロット育成にかかる人件費も抑えることができます。

スピード感

ドローンは、災害が起こってから動き出すまでが非常にスムーズなうえ、実は飛行速度も乗用車に引けを取りません。一般的に運用されているドローンの「Phantom 4」は時速72kmで飛行でき、2016年に登場した4Kカメラ搭載ドローン「Teal」は最高時速112kmと、申し分ない飛行速度です。

この速度で、渋滞や地形を考慮せずに災害現場まで最短ルートで移動できますから、一刻を争う災害現場において、初動のスピード感を持たせるドローンの有用性は非常に高いといえます。

情報量の多さ

ドローンは、ヘリコプターよりも低い高度まで降りて撮影でき、サーマルカメラによる救助者の発見、暗視カメラによる昼夜問わずの捜索、GPS、レイザー距離計による正確な位置情報、さらに、近年では飛行時間が55分を超える産業用ドローンも登場しており、初動で災害情報や地図を作成するには充分な性能を誇っています。

このように、ドローンは災害の救助現場において、他よりも圧倒的な優位性を持っています。空の目の効力が発揮できる、これ以上ない現場と言えるでしょう。

緊急時は飛行禁止区域でも即座に飛行可能。熊本地震での活用事例

実際に、熊本地震ではドローンが災害救助での初動として、大きな役割を果たしました。災害時に自治体からの要請があれば、飛行禁止区域でも即座にドローンが飛ばせるようになるため、スムーズに活用がなされました。

要請がなくても、国交省に電話連絡を行えば飛行させることができ、実際に「熊本城の被害状況調査」「復旧作業」「報道」などを目的とする大学・企業・メディアなどに電話での許可が出されています。

ドローン飛ばします!

「空の産業革命」とも言われるドローンを使って飛躍的に効率改善できる分野は多岐にわたります。

農林水産業での活用
太陽光パネル等の建造物点検
防災や災害対応活動
巡回監視等の警備業

一度お問い合わせいただければ、お客様のニーズに合わせたご提案をさせていただきます。

 

お問い合わせ